SSブログ
前の10件 | -

2016年大河ドラマは「真田丸」。花燃ゆの反省を生かせるか? [大河ドラマ]

2015年の大河ドラマ「花燃ゆ」。
歴代最低レベルの視聴率に終わったようです。
それもそのはずで、とにかく軸がぶれまくり。
開始当初と最終回の頃では、もはや別のドラマの様相でした。

低視聴率のてこ入れとして、ドラマの方針が二転三転。
それがさらに視聴者をあきれさせるという悪循環。
1年を通じてヒロインを演じた井上真央さんは、演技にとても苦労したのではないでしょうか。
かたせ梨乃さんや、高橋英樹さんが出演していたのを覚えている視聴者の方が少ないと思います。

低視聴率の原因として、NHKの放送総局長は「生活が夜型になっていることが一因」と述べたそうです(2015年12月28日 日本経済新聞)。

ちがうでしょう。

夜型の生活が原因なら、日曜日の夕方に長年続いている「笑点」や「サザエさん」はもっと苦戦していてもいいはず。
原因を自分たちに求めず外部要因のせいにするのなら、今後の大河ドラマもあまり期待できません。

2016年は「真田丸」。

いわずとしれた戦国武将、真田幸村を描くようです。
豊臣家に殉じて悲劇的な最期をとげる幸村。
当然ハッピーエンドでは終わらないでしょう。

その悲劇的な物語を、境雅人主演、三谷幸喜脚本のコンビがどう進めていくのか。
いずれも定評のある二人ですから、花燃ゆのような迷路に入り込む恐れはないでしょうが、NHKの方針に一抹の不安を覚えます。

つまらない口出しは不要。
腹をくくって、黄金コンビにゆだねてほしいと思います。


花燃ゆ 第27話 妻のたたかい とにかくわかりづらい大河です [大河ドラマ]

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」。
27話は「女の戦い」です。
この回で主人公の文の夫の久坂玄瑞が死亡します。
吉田松陰の死に続いて、前半のヤマ場の回といっていいでしょう。

「棒」と揶揄される久坂玄瑞役の東出昌大さんはどのような演技をみせてくれるでしょうか。

さて、相変わらず「花燃ゆ」の視聴率がよくないようです。
6月26日放送分は10%を切ったと報道されていました。

確かに、見ていてわかりづらい部分が多々あります。
吉田松陰が生きていた頃は、吉田家の視点で描かれていましたので、
国内外の情勢自体はあまり気になりませんでした。

ところが松陰の死後は一気に長州藩や日本全体の話となり、
話を理解するには当時の朝廷や幕府、諸藩の動きを示していかなければなりません。

この部分が「花燃ゆ」では全く不十分です。
21世紀に生きる人間には日本史の知識がありますから、
今後歴史がどのように動いていくかわかっています。

だからこそ、その時々の時代の主役たちがどのような心境でことにあたっていたかを見せていく必要があると思います。

これまで見ていると、なんとなく池田屋事件が起きて、なんとなく禁門の変が起きたとしか思えません。
吉田家の視点というミクロの視点で描くのなら、それなりの方法でまとめるべきだったと思います。

幸か不幸か、これからは大奥編ということで歴史の流れからは少し離れると思います。
長州藩内の、さらに城内での出来事をメインとして進めていくのなら、まだ挽回の余地はあると思います。

シナリオのもう一頑張りを期待したいです。

花燃ゆ 第16話 龍馬!登場 吉田松陰の死で新たな展開 [大河ドラマ]

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」。
4月26日の放送で吉田松陰が処刑され、5月から新たな展開を見せていきます。
その皮切りが坂本龍馬登場。

5月3日放送の第16回は、タイトルずばりの「龍馬!登場」。
福山雅治が演じた「龍馬伝」が好評だったせいか、ここしばらくは坂本龍馬の大河登場はありませんでした。
また、ここまで引っ張ったのも吉田松陰と坂本龍馬という濃いキャラクターの二人を同時に登場させるのを避けたからかもしれません。

第16話では旧勢力の代表ともいえる大老の井伊直弼が暗殺されます。
井伊直弼を演じるのは時代劇の大仰な演技ではやはりこの人の右に出るものはいないでしょう、高橋英樹。
吉田松陰との対決の場でもすごい迫力で吉田松陰、というより伊勢谷友介を圧倒していました。
暗殺シーンではどのような死にざまを見せるのか、要注目でしょう。

さて、視聴率の低さが何度となく話題になっている「花燃ゆ」。
スタート当初の軟派な宣伝が裏目に出ているようですが、ここまでしっかりと吉田松陰のキャラクターや考えを丁寧に描いたドラマは無かったのではないでしょうか。
伊勢谷友介の熱演も相まって、人気が出ないのが不思議なくらいです。
日本人が尊敬する人の上位に必ず入ってくる、吉田松陰。
意外とイメージだけで語られていたように思います。
今後、吉田松陰を語られるときのスタート地点として、この「花燃ゆ」は位置づけられるのではないでしょうか。

坂本龍馬の登場で、明治維新への流れが急になっていきます。
維新の立役者の多くは非業の死を遂げますが、その悲劇性も現在のわれわれは知っています。
たんなる青春ドラマで終わらないように今後の展開を期待したいと思います。


花燃ゆ 第6話 女囚の秘密 骨太の大河ドラマに戻るかどうか [大河ドラマ]

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」、第6話は「女囚の秘密」。
吉田松陰が投獄されている野山獄唯一の女囚と松陰の関係について触れられるようです。

さて、現在のところ視聴率が低空飛行している「花燃ゆ」ですが、どうも放送回ごとに内容のベクトルがぶれまくっているのが原因ではないでしょうか。
ある時は青春ドラマのノリで、別の回は大河ドラマらしい硬派そのものの内容といった具合に。

第5話では、吉田松陰が入れられた野山獄に収容されている人物にスポットをあてていましたが、いずれの囚人役の役者さんの演技が素晴らしかったです。
特に、富永有隣を演じる本田博太郎さんの演技は鬼気迫るものを感じました。
過去の大河ドラマで演じられた名優たちの演技と比べてもひけをとらない演出であり、演技であったと思います。
第5話のような展開であれば大河ファンも戻ってくるでしょうが、それまでがひどすぎる内容でしたから、少し時間がかかるかもしれません。

第6話ですが、女囚ということで吉田松陰と女囚である高須久子との関係がどのように描かれるか気になります。
いくらなんでも囚人同士のベタな恋愛模様にすることはないでしょうが、これまでがこれまででしたから、どうなるでしょうか。

幸い、久子の娘として若手女優の川島海荷さんが出演しますから、母娘の関係の方がメインで描かれると思います。
親子の心理模様が中心になれば、またちがった味わいのドラマになると思いますが、どうなるでしょうか。

ロッテリアの期間限定商品 かっぱえびせんバーガー登場 [流行りもの]

ロッテリアに期間限定メニューのかっぱえびせんバーガーが1月28日から発売されました。

http://calbee2015.m.lotteria.jp/topics/index.html 
2015年1月27日現在

商品開発力ではマクドナルドをしのぐ実力をもつロッテリア。他のメーカーとのコラボも熱心ですが、これはかなり意表をついた商品ではないでしょうか。

定番のエビバーガーの衣にかっぱえびせんを混ぜ、タルタルソースには天然桜えび入りタルタルソースを使っているようです。
また、サイドメニューでかっぱえびせん風味のふるポテも発売するというこだわりぶり。

商品化までに8か月を要したようですが、よくえびせんを混ぜるという発想がでてきたものと感心します。

現時点でのファストフードチェーンの王者はやはりマクドナルドでしょうが、異物混入などで大きく評価を落としています。2番手以下の企業からすると、市場シェア奪取の大チャンスです。ここで話題を呼ぶ新製品を投入できれば、大きくシェアを伸ばすのも夢ではありません。
どちらかといえば、かっぱえびせんバーガーは奇手とも言えますが、ここでファンを獲得して王道のハンバーガーを食べてもらえる工夫をする必要があるでしょう。

店舗数がやや少ないロッテリアですが、ファストフードの台風の目となってくれれば、他企業の刺激になるでしょう。結局は消費者の利益にもなります。
これからもロッテリアの新製品に期待です。

花燃ゆ 第4話 生きてつかあさい 低視聴率もむべなるかな [大河ドラマ]

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」。
どうも視聴率があまりよろしくないようです。
これまで3回みたところでは、これまでの大河ドラマとはかなり趣が違っています。
かといって、斬新な試みがされているわけでもなく、なんとも中途半端な印象を受けます。

今年の主人公は吉田松陰の妹という、ほぼ無名の人。
だからこそ色々な冒険も可能になるのでしょうが、その冒険がまったく伝わってきません。
まだ、史実を無視しまくった「江」の方が冒険的だったのではないでしょうか。

第3回では密航を企てる吉田松陰に対し、松陰の兄が翻意するよう説得する場面がありました。
史実かどうかはわかりませんが、松陰役の伊勢谷友介と兄役の原田泰造の渾身の演技だったと思います。
この兄の説得を受けたなら、松陰もそれなりに心が動くと思うのですが、このあたりはまったく描かれていませんでした。
これでは視聴者が感情移入するのも難しいでしょう。

脚本か演出かはわかりませんが、役者さんたちが気の毒に思えた放送でした。

さて、今週は第4話「生きてつかあさい」です。
吉田松陰の密航が失敗し、死罪になるかもしれない状況のもと、助命に動く文の姿が描かれるようです。
公表されているストーリーからは従来の大河の雰囲気が伝わってきますが、さてどうなるでしょうか。

花燃ゆ 第3話 ついてない男 今年大河の方向性を決める回になりそうです [大河ドラマ]

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」。
第3話は「ついてない男」というサブタイトルです。
NHKステラによると、主人公の文と後に結婚することになる久坂玄瑞と文との出会いがあるようです。
これまで2週分が放送されましたが、第1話と第2話ではかなり描き方に違いがあるように思います。

「幕末男子の育て方。」のキャッチコピーを裏切る骨太の演出だった第1話に対し、コピー通りだった第2話。
なにせ、吉田松陰が脱藩する経緯が全く描かれていなかったのはビックリ。
江戸で勉学に励む姿を視聴者に見せたあと、いきなり脱藩した結果が家族のもとに届くという筋書き。
従来の大河であれば間違いなく松陰が苦悩する姿を描いていたはずです。
これではただの秀才のお坊ちゃまが、自分のわがままを通したとしか思えない内容です。

その分、姉の寿の縁談をめぐる話や、小田村伊之助への恋心などを丁寧に描いていました。
確かに歴史ドラマというよりは、恋愛ドラマの趣。この内容なら民放でも、とは思います。

第3話では、馬関(下関)に黒船が来航するという噂がながれて、大騒ぎになるようです。
また、松陰が黒船に乗り込むエピソードも描かれるようです。
第1話に戻るか、第2話をそのまま引き継いでいくのか今後のドラマの方向性が見える回になるのではないでしょうか。

ところで第2話で早くもかたせ梨乃さんが演じる人が亡くなりました。
かたせさんほどの女優さんをたった2回分だけで終了とは、豪勢な話ではあります。

しもやけ予防法 テレビ朝日グッドモーニングより [健康]

テレビ朝日の朝の情報番組、「グッドモーニング」。
1月13日に、しもやけ予防法について放送していました。

北国の人たちはしもやけになる人が少なく、生活の知恵で対応できているのでは、ということでその秘密を探ってみようということでした。

そもそもしもやけは、寒暖の差で血管が収縮することで発症するということでした。
なので、寒い外から暖かい室内に入り、すぐに暖房機器で暖めるとしもやけになりやすくなるらしいです。

対応方法は、37度前後の比較的暖かいぬるま湯に、手を1分程度ひたすこと。
これで血管が徐々に広がるんだそうです。
こうすればしもやけは防げるようです。

温暖化に伴い、日本の冬もだんだんと厳しい寒さが減ってきたように思います。
東京では凍えるほど寒くなる日はめったに発生じなくなってきました。
だからこそ、たまの大雪や霜柱が立つほどの寒さの時に適切に対応しないと、しもやけを発症しやすくなるのだと思います。

今年は暖冬という予報でしたが、どうも外れそうです。
暦の上では今が一番寒い時期。
みなさん、お体にはくれぐれもお気をつけください。

大河ドラマ 花燃ゆ まずはホームドラマ的にスタート [大河ドラマ]

今年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」が始まりました。

「幕末男子の作り方」とか意味不明のコピーを使ったり、役者さんたちが屋根の上でおにぎりをだべている画像を使ったりと、およそ大河ドラマらしからぬ前宣伝。
そのせいか、視聴率は歴代ワースト3位というスタートでした。

実際に見た限りでは、前宣伝とは異なり比較的硬派なつくりだったように思います。
なんといっても、吉田松陰役の伊勢谷友介さんがいいですね。藩の行く末を案じる姿と妹の文を慰める姿とでは同一人物とは思えません。脚本も演出もそのギャップを狙ったのでしょうが、素晴らしい演技をしていると思います。
龍馬伝での高杉晋作役の印象がまだ強いですが、おそらくこの「花燃ゆ」で伊勢谷友介=吉田松陰のイメージが定着するのではないでしょうか。

作品全体としては、黒船来航前をいうこともあり、大平の世の中のホームドラマという趣でした。やさしい家族に、一人だけおっかないおじさんとちょっと意地悪なおねえちゃんがいるという前提。このすぐ後にくる激動の時代を知っているだけにまさに嵐の前の静けさという感じでしょうか。

あと、第1回だけで出演は終了でしょうが、少女時代の文を演じた山田萌々香ちゃん。井上真央さんにそっくりでした。成長すると瓜二つになるのではないでしょうか。

第2回では早くも寅次郎が脱藩するなどトラブルに巻き込まれていきます。どのあたりでホームドラマから転換していくでしょうか。

軍師官兵衛 最終話 乱世ここに終わる 一年間ご苦労様でした [大河ドラマ]

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」、最終回の50話は「乱世ここに終わる」です。

「天下取り」を目指して動き始めた如水ですが、関ヶ原の戦いの結果を知り・・・というのが最終回の展開のようです。
後世の歴史家はすべて後出しジャンケンが可能ですから、関ヶ原の敗者である西軍側を見下した論述が可能です。
実際は、関ヶ原では西軍が有利に戦いを始めています。

後に関ヶ原の陣構えをみたドイツ軍の参謀メッケルは、西軍の勝ちであると即断したといいます。
西軍が敗れたのは調略の故ですが、遠い九州にいる如水が知る由もないでしょう。

もし西軍が勝てば、間違いなく謀叛として断罪されていたはず。
天下取りなどという大げさなものではなく、限りなく東軍の陽動とみていいのではないでしょうか。

それにしても、「乱世ここに終わる」とはいささか大仰なタイトル。
形の上では関ヶ原の合戦は豊臣秀頼の後見はどちらが正しいかというもので、ただの内紛劇でしかありません。
大阪冬の陣、夏の陣で徳川時代が到来する訳ですが、そのきっかけの戦いになります。

秀吉によって乱世はすでに終わっているわけですから、「徳川時代の始まり」とすべきところでしょう。

さて、最終回ということもあって関ヶ原の合戦シーンはそれなりの迫力になりそうです。
現在再放送中の「独眼竜政宗」の関ヶ原のシーンは全く収録されていないことと比べると、大河ドラマとしての矜持が伺えます。
とはいっても、もう少し歴史に忠実にあってほしいところですが。

とにもかくにも今回が最終回。
今年一年を振り返りつつ、如水最後のドラマを観ることにしましょう。
前の10件 | -
このエントリーをはてなブックマークに追加

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。