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ウルムチでのテロ事件 中国政府はどうする? [国際関係]

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4月30日に、中国の新疆ウイグル自治区のウルムチ南駅で発生した爆弾テロ事件。
その後の報道があまりされていませんが、
どんな状況なのでしょうか。

おそらく中国当局が報道規制を引いているのでしょう。
ここ何週間か以内に、自爆テロに協力したとして
何人か逮捕されるはずです。

今回のテロ事件は、習近平主席が視察に訪れていたタイミングを狙ったものでしょうが、
ウクライナ情勢とも関連があるように思います。

ロシアがクリミア半島を併合したのも、
ロシア系住民の保護という大義名分を掲げていました。
現在ウクライナ東部で起きている事態も
ロシア系住民がウクライナからの独立を求めているからです。

これは、そのまま中国での少数民族問題につながります。
ウイグルしかり、チベットしかりです。

ならばというわけで、習近平氏がウルムチを訪問したタイミングで
テロを発生させれば、他の少数民族への影響も広がり、
ひいては分離独立の道も開けると考えても不思議ではありません。
少なくともロシアは静観するとみているはずです。

こう考えると、G7があまりロシアを追い詰めると
中露が接近するという考え方がありますが、
それほど可能性は高くないと思います。
一方の立場を認めると、自国の行動が大きな矛盾を抱えるからです。

中国はこれからどう後始末をするのでしょうか。
これまで以上に過酷な仕打ちをウイグル族に示すのでしょうか。
それとも懐柔策に転じるのでしょうか。

前者であれば、憎しみが憎しみを呼ぶ無限ループに入ります。
後者であれば、漢民族の既得権限との衝突がありえます。

2000年経っても解決していないパレスチナ問題。
中国国内でも同様の歴史をたどらないためにも、
どこかで一線を引いた妥協案が示されなければ
泥沼化する一方になってしまいます。



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タグ:中国 テロ
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