少しやりすぎのような花粉症グッズ

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スギ花粉の量は3月下旬がピークですが、
これからヒノキなど似たような樹木の花粉が次第にピークをむかえます。
花粉症の人は2月中旬頃から2か月程度は苦しめられていることになります。

そんな中、花粉症対策グッズの売り上げが伸びているとの記事がありました。
諸々合わせると1550億円もの市場になっているようです。
薬品関係は含んでいませんから、結構な市場です。

色々な新製品がでてくるのはいいことですが、
中にはやりすぎと思われる商品もあります。

養蜂用の防護マスクに似たナイロン製フード（4000円余り）が
数千個売れたとのこと。
売上金額では1億円以上です。

なんでも花粉を99.99%シャットアウトできるとのことで、
製品機能自体は優秀だと思います。

でも、これ街中で使うにはかえって危険だと思います。

まず、前しか見えないため、横や後ろの状況の確認ができません。
よっこいしょと後ろを振り返る必要があります。
また小さな音も聞こえづらくなっているはずですので、
車が接近してきてもわからないかもしれません。
他人とコミュニケーションをとる場合にかなり障害になりそうです。

結局どういう人が買うかというと、周りを気にする必要がなく、
自分のペースで物事を進める人しか意味がないでしょう。
例えば農作業に従事している人とか。

かつて、東日本大震災の時に花粉対策でマスクをしていたことを
放射能対策と勘違いして発信した外国の通信社がありましたが、
今回もそんな勘違いを生みそうな気がします。

花粉症対策用の市場が大きくなるのはいいことでもあり、
悪いことでもあるのですが、より一般消費者に近い製品の開発を
望みたいと思います。

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