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ウクライナ情勢 日本への影響は ロシアが制裁措置を発表 [国際関係]

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チキンレースの様相を呈している、
ウクライナ情勢をめぐるロシアと欧米の制裁合戦。
8月7日にロシアからも制裁内容の発表がありました。

まずは、EUやアメリカからの農産物の輸入禁止です。
当然、ロシア国内の食料品の価格が上がるわけで、
メドベージェフ首相も「制裁にいいことはなにもない」と
苦しい胸の内をさらしているようです。

20年以上前のソ連崩壊前後だったかと思いますが、
ロシア国内で食糧危機が伝えられたことがありました。
この時もTVでのインタビューで買いたいものがないと訴える人がいましたが、
主婦とおぼしきそれらの人々は丸々と太っていたのを覚えています。
中には犬を連れていた人もいました。
本当に食糧危機ならもうすこしやつれていてもよく、
またペットに食べさせる食糧などないはずで、
どこからか調達できているんだろうなと思ったものです。

そうなると、売り手である欧米の方が痛手を蒙る可能性が高くなります。
新たな売り先を探して売りつけなければなりません。
果たしてどこでしょうか?
大体予想はつきますが。

さて、日本への影響はどうでしょうか。
日本の農産物は今回輸入禁止の対象ではないようです。
別に日本を優遇しているというわけではなく、
G7の足並みを乱すのが目的でしょう。
安倍外交はどういう対応をとるのでしょうか。

北方領土問題は厄介ですが、
北朝鮮の拉致被害者に比べると緊急性が高い訳ではありません。
日本とロシアの現在の立ち位置からすると、
明らかにロシアに焦りがあります。
お互いに譲歩できる範囲をどのレベルまで見つけることができるか、
こちらもチキンゲームの状態になっています。

日中首脳会談の可能性がでてきている現在、
国際社会での日本の立場が強ければ
中国にもそれなりの態度で接することができます。

今回のロシアへの対応、
ここ10年で最も大事な扱いになるかもしれません。

さて、日本への影響で考えられるのがロシア領空の飛行禁止措置です。
欧米各国の飛行機会社が対象のようですが、
シベリア上空は日本とヨーロッパを結ぶ大動脈です。

もしこの措置が実施されたら、直行便の運航は可能なのでしょうか?
飛行機の燃費が向上していれば可能かもしれませんが、
遠回りの分だけ燃料費がかかるわけで運賃への影響は避けられないでしょう。

日系の飛行機会社は対象外のようですが、ただでさえ高い運賃。
ここぞとばかりに値上げしないか気になります。

かつて冷戦時代は、アラスカのアンカレッジで一度給油して
北極上空から西ヨーロッパ各国に行ったものです。
アンカレッジ便復活というのもノスタルジックでいいのですが、
やはり直行便にこしたことはありません。

メドベージェフ首相の言う通り、「制裁にいいことはなにもない」ので、
早期決着を望みたいものです。


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