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中国の李克強首相が大気汚染問題へ「宣戦布告」。その本音とは・・・? [日中関係]

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中国の李克強首相が、大気汚染問題に対し「宣戦布告」したとの報道がありました。

http://www.afpbb.com/articles/-/3009856?pid=13286398?blog=sonet

看板政策のリコノミクスの成果がいまいちなだけに、
国民や国際的に関心の高い大気汚染対策に注力しはじめるようです。

先日、ニュースで見ましたが、地方の工場で大気汚染源と特定されたら、
有無を言わさず取り壊しの対象になっているようです。
満足な補償もなく、裁判のように控訴も上告もありません。
地方政府の指示だけで執行できるようです。

今回の李克強首相の方針は、これに輪をかける事態になるように思います。
報道では、2015年までに高汚染企業1200社を一掃するそうです。

中国の人に知り合いがいるわけではないので、あまり同情とかはなく、
またこれからPM2.5の被害を考えると悪い話ではないのですが、
それにしても乱暴なやり方です。

確かに社会主義では私有財産は禁止(昔の記憶です・・・)なので、
国の命令には従わざるを得ないでしょう。
中国は、悪しき成果主義の企業のように、
数字がすべての面が大きいようです。

1200社という具体的な数字が示された以上、
かならず1200社以上の企業が規制対象になるはずです。

でも、それらの企業にはいくつかの取引先があるわけで、
取引先には外国企業も含まれていることもあるはずです。
その取引先では予定された生産に支障をきたすことが考えられます。

となると、また中国の経済成長に疑問符がつくことになります。
まさに、あちらをたてればこちらがたたず。中国政府はどうするんでしょう?

実は、日本への間接的なメッセージのように思います。

環境対策で過去日本は大きな成果を挙げました。
その成果を中国にもフィードバックしてほしいのではないでしょうか。

大気汚染問題を解決したとなると指導部の大きな得点になります。
歴史問題で表面上は動くことができないけれど、
大気汚染対策をきっかけにして関係改善へのシグナルを
送っているように見えるのですが。



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